私が受け継いだ柑橘畑は、
祖母が守ってきた、
祖父との大切な思い出でした。
大北果樹園は、高知県東部にある安芸市の高い山
の上で、長い間祖母の手により守られてきました。
祖父が命のように大切にしてきた畑でしたが、そ
の畑と祖母を残し他界。
愛した人の愛した畑を続けていこうと決心した祖
母は、たった一人で畑の手入れをはじめました。
孫の私が引き継ぎ、
その思いを永く伝える。
何年後、そのまた何年後、
家族が繋き続けるロマン。
やさしさがつまった果実を、多くの方へ伝えていきたいという思いから、継いで園主となったのが、孫の私。
昔ながらの祖母の味と、新たに挑戦する今の味のハイブリッド。
更なるおいしさを追求し、手塩にかけて育てています。
大北果樹園は、大北果樹園だからこその特別な強みがあります。
それは、『ストーリー』です。
この畑が守られつづけているのは、家族の絆があってこそだと思うのです。
大北果樹園にしか作ることができない風景や味を感じていただきたい、ただ『旬』を届
けるだけでなく、あたたかい思いがつまった私たちの柑橘を広く届けていきたい。
これからも、みなさんと一緒に更なるストーリーを作り上げていくことにワクワクした
気持ちです。
お客さまと共に永く永く歩んでまいりたいと思います。
柑橘にとって、
最適な環境を考える。
高い山のてっぺんにある大北果樹園は、南向きの斜面。
そのため、日当りがよく寒暖差が大きいことで、糖度が高
くおいしい柑橘に育ちます。
品質管理で
美肌な柑橘に仕上げる。
引き継いでからは、土地も拡大し多くの
お客さまに届くよう生産量も増やしてい
ます。
園主の目が届く範囲を超えないように管
理し、毎日ひとつひとつの果実と向き
合って育てています。
お客さまの顔が
見られるよろこび。
お客さまの手に渡るその瞬間まで見届け
たいという思いがあり、
地域開催の街路
市への出店をしています。
直接お客さまの顔を見て、話して、お互
いに知り合う。
そういうコミュニケーションを大切にし
ています。
生産から販売まで、
お客さまと共に歩む。
こだわりは品質を越えて、
コミュニケーションまで。
“モノ”ではなく“ストーリー”を届けたい。
大切に育てた柑橘で、さまざまな楽しみ方を伝えたい。
お客さまと創りあげるそのときだけの味わいを。
青空の下、農園の中にテーブルセッティング。
育てた柑橘を使った、シェフのオリジナルメニューを
楽しんでいただき、どのような環境で柑橘が育ってい
るのかを案内するツアーを開催。
ほかにも、宿泊施設や写真家とのコラボなど、お客さ
まと共に柑橘の美味しさ・おもしろさを体感するイベ
ントを、定期的に企画しています。